琉球音階(沖縄音階)はペンタトニックスケールと似ている

沖縄という場所は日本でありながら独特の文化があり、その中でも民謡などの音楽で特有の文化を生み出しています。

沖縄で使われる音階に琉球音階、または沖縄音階と呼ばれる音階があります。

この音階は、仕組みがペンタトニックスケールにとても似ています。

琉球音階・沖縄音階は、ナチュラルメジャースケールの第二音と第六音を省いた状態の音階になります。

ドを起点とした琉球音階・沖縄音階

ドを起点とした琉球音階・沖縄音階

Cナチュラルメジャースケールの場合、「レ」と「ラ」の音を抜いた状態の音階が琉球音階になります。

琉球音階・沖縄音階にはマイナーが無い

琉球音階・沖縄音階には、メジャーの音階しかなく、マイナーの音階、つまり、暗い響きになる音階がありません。

ここら辺は、沖縄の明るい雰囲気がどうして作られているのかを考えさせられるところですね。

音階にマイナーが無いという事は、短調の楽曲には琉球音階を使う事は出来ないのかというと、そんなことはありません。

短調の楽曲に、琉球音階をそのまま使ったとしても、とてもしっくりきます。

ただ、琉球音階自体が明るい響きを含んでいますし、独特の民謡的な雰囲気を含んでいるので、楽曲自体が琉球音階の響きに引っ張られてしまいます。

ですので、琉球音階を使う際には、そうした響きを加えたいという意図がある箇所で使うようにすると良いと思います。

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